【店員の本音】UNIQLO店員だけど買わない。じゃあ何買う?ユニクロで失敗しないために

UNIQLO

はじめに

ユニクロで働いているというと、「ユニクロの服ばかり着ているの?」と聞かれることがよくあります。しかし、実は私はあまりユニクロの服を買うことがありません。

ユニクロは手頃な価格でトレンド感のあるアイテムが揃うブランド。しかし、全てのアイテムが「買い」かといわれるとそうではありません。

販売員としてユニクロの店頭に立っていると、商品の良し悪しが段々とわかってきます。

お客様や友人からも「実際どれがオススメ?」「これは買わない方がいい?」とよく聞かれます。

そこで今回は、ユニクロ店員の僕が実際に買わないアイテムと、本当にオススメできるアイテムを紹介します。ユニクロで失敗しないための参考にしてください!

ユニクロで働いているからこそわかる良い点

ユニクロは、手軽に流行を取り入れられるアイテムが豊富で、実際に働いていてもその人気の高さに驚かされることが多いです。

特に季節の変わり目やキャンペーン時は、毎日のように店内が賑わっており、商品がすぐに売り切れるのも納得できます。しかし、店員として働いていると、商品の納品時や陳列作業の裏側を見ることができ、ユニクロの「安さ」の理由が見えてきます。

「ユニクロの商品って本当に安いの?」

店頭で働いているとこのような質問を多く受けるのでまずはこれについて話していきます。

実際あの価格で提供できている理由は、商品が大量生産されていて、物流の効率化が徹底されているからこそです。

例えば、店舗に商品が届くタイミングや在庫管理の方法も、他のブランドとは一線を画していると言っても過言ではないです。

その結果、商品が売れたらすぐに補充され常に店頭に並べられるから、お客様にとっては嬉しいけど、実はその裏で店員は配送や整理に追われることが多いです。

じゃあなぜ買わない?

安くていい服を提供しているユニクロ。しかし店員だからこそ見えてくる悪い点もあります。ここからはユニクロ店員である私がユニクロの服を買わない理由を話していきます。

①商品による個体差

先ほどユニクロの商品の安さの理由を解説しました。しかし、「大量生産だからこその弱点」もあります。

特に、スタッフが良く目にするのが、同じ商品でも個体差が出ることがあるという点。例えば、同じサイズのシャツでも、縫い目の位置や生地の厚さが微妙に違うことがあります。

お客様にとってはあまり気にならないかもしれないけど、店員としては「これ、どうしても気になるなぁ」と思うこともしばしば。

特に人気商品では、たくさんの商品が並んでいるので、こういった細かな違いが際立って見えることがあります。

②ファストファッションの文化と「使い捨て」になりやすいユニクロの服

ファストファッションとは、その時期の流行・トレンドを素早く取り入れ、低価格帯で提供するファッションのことです。

日本ではUNIQLO,GU,しまむらなど。海外ではZARA,H&M,SHEINなどが挙げられます。

ユニクロは手頃な価格でトレンドを取り入れられるのが魅力です。

しかし、その手軽さゆえに、せっかく買った服でも1シーズン着る頃にはヨレや毛玉が目立ち、「そろそろ買い替えかな」と感じることもあります。

実際に働いていると、お客様から「この服、去年買ったけどもうダメになった」という声を聞くことも。

もちろん、すべてのユニクロ商品が短命なわけではありません。エアリズムやヒートテックなどの機能性インナーはリピート率も高く、スウェット類も比較的長持ちします。

しかし、トレンドを取り入れた商品や、薄手のニットやカットソーはどうしても耐久性が低く、シーズンが終わる頃には「また新しいのを買おう」となりやすいです。

この「買い替え前提」の消費サイクルが、ファストファッションの大きな特徴でもあります。

安くておしゃれな服を気軽に楽しめるのは悪いことではありません。

ただ、その結果として「服を大事に着る」という意識が薄れ、使い捨てのように扱われてしまうことも多いように感じます。

ユニクロの商品は、まさにこの文化の象徴とも言えると思います。長く着ることを考えると、多少値が張っても質の良い服を選んだ方が結果的にコスパが良いと感じることもあります。

ユニクロを買わない理由のひとつは、この「服の寿命の短さ」「消費サイクルの速さ」にもあります。気に入った服を長く大事に着たい人にとって、ユニクロは必ずしも最適解ではないかもしれません。

ユニクロ店員だけど「買わない」アイテム

1. カットソー(Tシャツ・ロンT)

一見コスパが良さそうに見えるが…
ユニクロのTシャツやロンTはシンプルで着回しやすいが、意外と耐久性に難がある。特に1,500円以下の薄手のものは、

  • 洗濯を繰り返すと襟元がヨレる
  • 生地がクタクタになりやすい
  • シルエットが崩れやすい

何回か着ただけで「あれ?型崩れしてる…」となることも。ヘビロテするなら、もう少し厚手のものを選ぶか、他のブランドを検討したほうが長く使えます。

2. シルエットが微妙なパンツ

シンプルなパンツこそシルエットが重要
ユニクロのパンツは種類が豊富で価格も手頃です。しかし、レギュラーフィット系のパンツは、

  • 太ももが太めで裾が急に細くなるものが多い
  • テーパードが強すぎてバランスが悪くなることも

シルエットにこだわりたいなら、試着して慎重に選ぶか、他のブランドも検討するのが◎。

3. スーツ関連アイテム(ジャケット・スラックス)

感動ジャケット&感動パンツの落とし穴
ユニクロのスーツ関連アイテムは軽くて動きやすいですが、

  • シルエットが安っぽく見えがち
  • 生地の光沢感やハリが足りない

特にビジネスシーンでは頼りない印象を与えてしまうことも。リラックスした着こなしには良いが、きちんとした場面では他のブランドを選んだほうがベターです。

本当にオススメできるアイテム

1. エアリズムシリーズ(インナー・カットソー・ボクサーパンツ)

夏場の救世主!一度使うと手放せない!
ユニクロのエアリズムは、機能性インナーとして本当に優秀です。

  • 汗をかいてもベタつかない
  • さらっとした着心地が続く
  • 通気性が良く蒸れにくい

先ほどオススメできない商品の中にカットソーを入れましたが、エアリズムのカットソーは別格です。

オーバーサイズでトレンドのシルエットを取り入れながらも手触りの良いエアリズム生地を使用しており、夏場には大活躍するアイテムです。

2. スウェット

ユニクロのスウェットは間違いなし!
ユニクロのスウェットは、

  • 厚みがあって長持ちする
  • シルエットが洗練されている
  • 適度なオーバーサイズ感でトレンドに左右されにくい

実際に店頭で働いていてもわかるくらい価格に対してのクオリティが高いと感じます。

シャツとのレイヤードや、アウターと重ね着してもごわつかない絶妙なサイズ感となっており、本当に使い勝手のいい商品です。

3. ユニクロU・ユニクロCのコラボアイテム

通常ラインとは一味違う!価格以上のクオリティ!
ユニクロUやユニクロCのコラボアイテムは、

  • シルエットや素材感にこだわりがある
  • シンプルながらもモード感がある
  • コーディネートに取り入れやすい

特にユニクロUのアウターやパンツは、シンプルでありながらおしゃれな雰囲気を演出できます。

特に現在話題になっているユニクロCのスウェットワイドパンツは、あのクオリティで¥3,990という破格の値段設定に正直びっくりしました。あれは全人類が買うべき神アイテムです。

UNIQLO:Cのスウェットワイドパンツについてはこちらで詳しく解説しています。

まとめ

ユニクロにはいい商品もあれば、長期的に見るとコスパが悪くなってしまう商品もあります。

今回はそんなアイテム達を、店員だからこそわかる視点から話せたと思います。

商品を選ぶときは価格の安さだけで選ぶのではなく、耐久性や使い勝手を考えて選ぶことが、賢い買い物のコツです。

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